ドラマ・決してマネしないでください。を見てくれって話
WESTさん爆売れ中で新規ファンがとても増えている。
体感だと1億2595万人は増えた。
とういうことはつまり、
新規の小瀧望担も増えたということ・・・!
高身長のスタイル抜群で小顔面積の中に世界三大美術館が生息していてモデル仕事もこなすのにボケたがりの2.5枚目でスキンシップが激しい甘えん坊だけどしっかり者末っ子の小瀧望くんの沼へ飛び込んだ人が山のようにいるに違いない。
心中お察しします。
小瀧くんといえば、ゴールデン帯のドラマへの出演も多くてハマる前から見たことある・知っていたという方も多いのではないでしょうか。
小瀧くんが出ているドラマも追ってみたいけど、何から手をつけよう…そんな風に悩んでいる方がいたら是非見てもらいたいものがあるんです。
それは、昨年秋クールの小瀧くん主演ドラマ
決してマネしないでください。
たくさんある中で、なぜこちらを!?
というと純粋に私がこれが大好きだからです。このドラマの望くんが大好きだからです。
このドラマの小瀧くんに救われたからです。(おっも…)
・他ドラマに比べて全話収録で1万円以下なので手を出しやすい
・NHKオンデマンドで配信もある
・各話30分編成で全8話のため見やすい
・平和なドラマなので、ドキドキハラハラによって寿命が縮まることがない
・嫌な奴が出てこない
・IQ3くらいで楽しめる
・メガネの小瀧くんが見られる
・普段はモデル業もこなす小瀧くんの芋い姿が見られる
・恋に一喜一憂する色んな表情の小瀧くんが見られる
・科学の実験をする小瀧くんが見られる
・過去の偉人(科学者)のコスプレをする小瀧くんが見られる
・途中なぜかドラキュラ(っぽいダークサイド)コスとかもする小瀧くんが見られる
・指にゆで卵をはさんでフランスパンを持ってキモ走りする小瀧くんが見られる
・随所でキモい動きをしている小瀧くんを見られる
・噂の小瀧くんのコンプレックスを確認できる
・細かいところで小瀧くんの演技の良さを感じられる
等など語り尽くせない魅力が盛りだくさんです。
主演で、登場人物も限られた作品な分小瀧くんを堪能できる時間がとても多いです。
小瀧くんの出ているドラマを見てみたい!でもどこから見たらいいかわからない!
色んな小瀧くんが見てみたい!特に可愛い小瀧くんが見てみたい!できれば映っている時間が多いものがいい!
そんな方は是非見てみてください。
ドラマ、決してマネしないでください。をよろしくお願いいたします。
*以下、私の決マネへのほとばしる熱いパトスなので見なくて大丈夫です*
*ネタもくっそバレしてます*
私はこのドラマをもっと推したい。
やっとこさ円盤が手元にきて、改めて見たら好きが溢れた。
もっとすこぶる話題になってくれてもよかった。
当時はジャニ垢をぶち消していた頃だったので、毎週オープンに感想を垂れ流すことすらしなかったことを後悔した。毎秒つぶやいて私がトレンド入りさせるくらいの気合を見せたかった。
だから円盤が手元に来た今、自分で話題にすることにした。
「僕と貴女の収束性と総和可能性をiで解析しませんか?」
恋愛経験0どころかむしろマイナスレベルの科学オタクの掛田くんが、学内で起きたボヤ騒ぎ(小規模)の中、消火器で消火活動にあたった食堂のお姉さんである飯島さんに恋をしてしまい、実験と検証を繰り返しながら恋に悪戦苦闘(掛田氏による当社比)するお話。
こちらの主人公掛田理氏を演じたのが、小瀧望くん。
私はこのドラマが放送された時はすでにWESTのオタクだった。
このドラマも当時は「のんちゃんが出てるから」という惰性的理由で見始めた。
若手俳優のオタクを営んでいた私には、このドラマのテイストは1話でわりと「好き」な方へと分類された。
化学オタクの主人公の脳内ポイズンベリーが全て過去の偉人達。その偉人達を演じるのも他キャラクターを演じている役者さん達。
深夜帯のドチープな感じのドラマが大好きなので、とりあえず次も見ようと決めた。
それでも1話の感想は「のんちゃん乳輪マジででけえ…」だった。酷い。殴っておく。
そして運命の2話。
私はこの頃、プライベートが立て込んでいて結構精神的に参っている時期だった。
思い余って線路に向かって時をかける少女になりそうだった。
マジレスすると実際そんなことはしないが、普段ポジティブに生きてだいたいなんでも楽しい!と人生を謳歌しているこの私がこんな思考を持つ時点で結構な疲弊具合だった。
正直ライブ円盤を再生機にセットして見るという動作すら億劫になっていた。キラキラ眩しいものが苦痛になっていた。WESTくんもパパジャニをぼんやりと携帯端末画面で眺めている程度でしか見なくなっていた。
だから逆に1話を惰性でもちゃんと見たことはもはや運命だったんだと思っている。
そんな私が休日リビングでくたばっていたら母が録画していた決マネ2話を流し始めた。
母なりに私を気遣い、大好きなWESTくん流しておいたら生き返ると思ってくれたのだろう。今思うとありがたさしかない。実際にここで生き返ることになる。
流れる2話。
画面を体育すわりで眺める私。
指にゆで卵をはさんでフランスパンを持ってキモ走りをする掛田氏。
2019年最も理解が追いつかない瞬間だった。
私は気づけば泣いていた。
爆笑しながら泣いていた。
のぞむがキモい!のぞむがキモい!と声をあげながら泣いていた…
母は首をかしげながらも笑っていた。
最初に述べたが私はこのドラマを見ている時点でWESTのオタクを営んではいた。
ボケたがりの自称2.5枚目といえど、ビジュアル担当であり超絶に美形だと知っていた。
たぶん「WESTの小瀧くんてイケメンだよね」と言っているファンではない人よりもオタクの贔屓目も手伝って数億倍イケメンに見えている自信があった。
あったのにあの瞬間の掛田氏はどう見てもキモかった。
とにかく私はあの望くんだけで約2日は笑った。
待ち受け画面にもした。
とりあえず線路に向かって時をかける少女思考は捨て去った。
あの掛田氏の姿に、嘘みたいに元気をもらったのだ。
あのシーンのすごいところは、あのシーンの望は完全に掛田氏だったところだと思う。
淳太くんも言っていた「すごいよな。ちゃんとキモいもんな」 わかる。
ちゃんとキモいのだ。
望くんはイケメンだ。しかもモデル仕事もしているくらいスタイルもいい。何をやっても絵になってしまうタイプだ。
そんな望くんが指にゆで卵を挟んでフランスパンを持って走っただけであんなにキモくなるの、すごくないか…?
そしてなにより、あのシーンはキモいだけではないのだ。
可愛い。すごく可愛い。
飯島さんに心配してもらえたという幸福感から生まれたあの姿が、もう愛しくて仕方ない。
好きな人と触れ合えたコミュニケーション能力底辺の青年の大きな喜びが如実に伝わってくる。
私は専門家でも評論家でもないし、演技のことなど「推し俳優がいるので普通の人よりはお芝居を観る機会がある」程度のにわか知識の塊でしかないので、演技の上手い下手の真偽はわからないけれど、ただ見ているだけの一般人にこんなにも響いたのだから望くんは演技が上手い。
もうそこからはリアタイ超絶苦手な私が可能な限りリアタイをして毎週すごくすごく楽しみに見ていた。
毎週ちゃんとキモくてとてもかわいい。
さらに飯島さんとの恋だけではなく、有栖くんやテレスくんとの友情も良い。
今まで科学オタクがすぎてド変人って感じで幼少のころから友人らしい友人も出来なかった掛田氏が、友人達と楽しい時間を過ごしているシーンは涙なしでは見られない…私はそういうものにすこぶる弱い。よかったね…掛田氏…。
そうして楽しむこと7話。
いよいよ最終回も目前というところで、掛田氏が振られてしまうわけだがここがまたいい…!
飯島さんに「ごめんなさい」と言われた後の掛田氏の反応…あれが本当にもの凄く切なくて心臓がぎゅっっとなった…この世界平和賞受賞出来そうな平和なドラマで唯一寿命が少し縮んだかもしれないシーンだった。
これまでのような勘違いや認識の違いのせいかもしれないと、ノートをめくる手を震わせるシーンは何回見ても「掛田氏ぃいいいいい(BGM:イエスタデイ・ワンスモア)」と駆け出して抱きしめたくなる。震える指がくしゃくしゃと答えの書いていないページをめくり、必死に言葉を紡ごうとしている姿が恐ろしくリアルで、でもきっとこの世界中どこを探してもそんな男の子は掛田氏しかいない。
それを演じているのが望くんだと、一瞬忘れました。
WESTののんちゃんを見ることが目的で見始めたドラマだったのに、32インチの画面の中、私の視界で、掛田氏は掛田氏として生きていた。
たった数分のシーンだけど、あそこにここまで見てきた掛田氏が生きていて、私はゲロ吐きそうなくらい泣いた。
そしてそんな風に振られてしまって、掛田氏…やっぱりツライよね…と思って最終回を見ていたら掛田氏は最後までちゃんと掛田氏だった。
一瞬でも掛田氏を疑った私を殴った。
ちゃんとキモいしちゃんと可愛い。
なんなんだよあのクリスマスツリー。こわい。光る鶏肉リース超キモい。
でもそのクリスマスツリーに至るまでがやっぱり掛田氏で、私はまた泣いた。
このドラマでこれだけ泣いたのたぶん世界でも私くらいじゃないかってくらい泣いた。
最後まで見守ってくれた母は笑っていた。嘘だろ…
こんなにも愛せる掛田氏に出逢わせてくれて、私の心を救ってくれて、WEST沼への底入りを加速させた小瀧の望くん…彼には心から感謝をしている。
そしてこれ以来私はすっかり望くんの演技に骨抜きにされて、今過去作品もゆっくりと履修している。
ここだけの話、グループを好きでも個々の映像作品出演作を追うのはえらい大変なので、今まで担当だけとか、興味のある作品のみとかだったのに…望くんのドラマは可能な限り履修を決意した。レンタルや配信とかではなく、物理的購入で。
そしてここでは望くんの掛田氏はスゴイ!という話を主にしたかったので、深く触れはしなかったがこの作品の最も愛すべきは、出てくる登場人物が全て優しくて愛おしい!
飯島さんなんて、私だって結婚を申し込みたいくらい魅力的なヒロインだ。あんなキモい掛田氏の「好きなもの」や「言っていること」を理解し共有しようとしてくれる。
掛田氏じゃなくてもあんな子がいたら好きになる。
友人達や先生達も本当に優しい。そして愛しい。嫌な気持ちにさせる人がいないドラマだった。
ドキドキハラハラするサスペンスドラマや、嫌な当て馬が出てくる恋愛ドラマももちろん好きだ。もちろん見るし、めちゃくちゃ好きな作品だってある。
でもあの時私に笑顔を取り戻させたのは、ドキハラサスペンスでも、壮大なほど山あり谷あり恋愛ドラマでもなく、指にゆで卵をはさんでフランスパンをもってキモ走りをする望くんがいた、この「決してマネしないでください。」なのである。
この円盤を棺桶に入れられないなら一緒に墓に入れてくれ。
おしまい。